メルカリで商品が売れたのに、手元のお金が減ったことがあります。
トレカを発送したのに、数日後に自分の家へ戻ってきたこともあります。
どちらも私の実話です。
そして調べ直して分かったのですが、私がやらかした梱包の失敗は、3つとも原因が同じでした。
この記事では、その3つを数字ごと公開します。読み終わるころには、同じ失敗を避けるための「出品前の3ステップ」が手に入ります。
結論:3つの失敗、原因は全部「厚み」でした
先に答えを書きます。
| 何が起きたか | 損失 | 本当の原因 | |
|---|---|---|---|
| 失敗① | 絵本12冊が売れたのに赤字 | −45円 | 厚みが5cmを超えて送料が300円上がった |
| 失敗② | トレカが返送されてきた | 再梱包・再発送の手間 | 厚みが1cmを超えて定形郵便の規格外に |
| 失敗③ | 売れた直後に発送方法が使えず | 危うく−48円 | 高さ6.3cmで専用箱に入らなかった |
商品も、金額も、配送方法もバラバラです。
それでも詰まった場所は毎回おなじ。「厚み」です。
メルカリで損をする初心者が最初につまずくのは、梱包の丁寧さではありません。測っていないことです。
失敗① 780円で売れた絵本12冊。残ったのは、マイナス45円
絵本12冊セットを780円で出品しました。
「12冊でこの値段なら、すぐ売れる」
その程度の考えで価格を決めています。
実際、商品は売れました。ここまでは順調です。
数字で見ると、こうなります
- 販売価格:780円
- 販売手数料(10%):−78円
- 送料(宅急便60サイズ):−750円
- 最終利益:−45円
売れたのに、財布からお金が出ていきました。
梱包材の代金と、発送に行った時間まで数えれば、実際の損失はもっと大きいです。
何を間違えたのか
私は最初、宅急便コンパクトで送れると思い込んでいました。
宅急便コンパクトなら450円+専用箱70円=520円(2026年8月時点)。
この前提なら赤字にはなりません。
ところが実際に梱包すると、12冊の厚みは5cmを超えました。専用ボックスの蓋が閉まりません。
結果、宅急便60サイズ(750円)を使うことになりました。
差額300円。それだけで利益は消えます。
まとめ売りは、ここが本当に危ないです。絵本、漫画、食器、衣類。どれも見た目より重く、思ったより厚みが出ます。
失敗② 重さはOKなのに、トレカが返送されてきた
トレーディングカードが売れました。
送料を抑えたかったので、普通郵便を選びます。
重さは確認しました。切手も貼りました。封筒にも入れました。
「これで大丈夫」
そう思ってポストに投函しました。
数日後、封筒が自分の家に戻ってきます。貼られていたメモには、こう書かれていました。
「この郵便物は料金が不足しています」
原因は重さではありませんでした。厚みオーバーです。
「カードを守るための梱包」が、返送の原因でした
定形郵便には厚さ1cm以内というルールがあります
(2026年8月時点。長辺23.5cm・短辺12cm・50gの制限もあります)。
私はトレカが折れないよう、カードの前後を段ボールで挟みました。安全のためです。
その一手間で、1cmを超えました。
守るための梱包が、そのまま返送の理由になる。これは完全に盲点でした。
返送は、切手を足せば終わりではありません
戻ってきた封筒に切手を足して、また出す。それで済むなら軽い話です。
実際には、こうなります。
- 購入者へ事情を連絡する
- 梱包をやり直す
- もう一度、発送に行く
- 発送が遅れたぶん、相手を不安にさせる
金額よりも、信用のほうが痛いです。
失敗③ 3ヶ月放置のガラスカップ。売れた瞬間、また厚みで詰まりました
出品して3ヶ月、完全に忘れていたミッキーマウスのガラスカップが、ある朝突然売れました。
売上780円。手数料78円。残り702円。
らくらくメルカリ便の宅急便60サイズは750円。
このままなら、また赤字です。
ここだけは、回避できました
慌てて梱包しようとして、まず高さを測りました。6.3cm。
宅急便コンパクトの専用ボックスは厚さ5cmまで。入りません。
そこで代わりを探しました。ゆうパケットプラスは厚さ7cmまで対応しています。カップを入れると、ぴったり収まりました。
| 変更前 | 変更後 | |
|---|---|---|
| 発送方法 | 宅急便60サイズ | ゆうパケットプラス |
| 送料 | 750円 | 455円+箱代65円=520円 |
| 利益 | −48円(赤字) | +182円(黒字) |
※金額はいずれも2025年1月時点。2026年8月10日に、現在も同額であることを確認済み
判断ひとつで、マイナスがプラスに変わりました。
分かれ目は「発送方法は、売れたあとでも変えられる」
意外と知られていませんが、出品時に選んだ発送方法は、取引画面から変更できます。
- 取引画面の「発送方法を変更する」をタップ
- 使いたい方法にチェックを入れて「変更する」をタップ
かかった時間は10秒ほどです。
ただし、店舗で伝票を発行済みの場合は変更できません。詳細はメルカリのヘルプセンターで確認してください。
なぜ「厚み」だけが、こんなに効くのか
送料は、少しずつ上がっていくものではありません。
階段です。
1mm超えただけで一段上がり、そこで数百円が動きます。丁寧に梱包したかどうかは、1円も関係ありません。
初心者が最初に覚えるべき壁は、この4つです。
| 厚みの壁 | 超えると何が起きるか |
|---|---|
| 1cm | 定形郵便で送れなくなる |
| 3cm | ネコポス・ゆうパケットの多くが使えなくなる |
| 5cm | 宅急便コンパクトの専用ボックスに入らなくなる |
| 7cm | ゆうパケットプラスも使えなくなり、宅急便へ |
※規格・料金は変わります。発送前に必ず公式で確認してください
(本記事の数字は2026年8月10日にメルカリ公式ヘルプで確認したもの)
数字を覚える必要はありません。メジャーを1本、作業台に置いておくだけで足ります。
同じ失敗をしない、出品前の3ステップ
3回やらかして、私が必ずやるようになった手順です。
1. 仮梱包する
出品前に、実際に箱や袋へ入れてみます。頭の中で計算しないこと。
2. 厚みと重さを測る
1cm・3cm・5cm・7cmの壁のどこに乗るかを、目ではなくメジャーで確認します。
3. 送料を確定させてから、価格を決める
ここが一番大事です。順番を逆にしないでください。
- × 価格を決める → あとで送料を考える
- ○ 送料を確定させる → そこから価格を決める
失敗①も③も、この順番が逆だったことが原因です。
最低価格は「逆算」で出します
送料750円の商品を、780円で出してはいけません。
利益を300円残したいなら、こう計算します。
- 送料750円 + 利益300円 = 1,050円
- 手数料10%を引かれても残る価格にするため、1,050円 ÷ 0.9 = 約1,170円
つまり、最低でも1,200円前後で出さなければ、目標の利益は残りませんでした。
見るべきなのは「売れそうな価格」ではありません。
「いくら以上で売らないと赤字になるのか」です。
ここから考えるだけで、メルカリは不用品処分から資産運用に変わります。
まとめ
私がやらかした梱包の失敗は3つ。原因はすべて「厚み」でした。
- 失敗① 厚み5cm超で送料が300円上がり、45円の赤字
- 失敗② 厚み1cm超でトレカが返送。信用まで削った
- 失敗③ 高さ6.3cmで専用箱に入らず。発送方法を変えて+182円に回復
防ぐ方法は、難しくありません。
- 価格を決める前に、送料を確認する
- まとめ売りは、必ず仮梱包する
- 「売れそうな価格」ではなく、「利益が残る価格」から逆算する
まずはメジャーを1本、出品作業の場所に置いてください。
それだけで、この記事の失敗3つは全部防げます。
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